簡単&正確!型紙を使った墨付けの魅力
かたがみ木工のDIYキットには、型紙が付属しており、この型紙を使うことで簡単に正確な墨付けができます。型紙は数字を読み取る必要がないため、寸法ミスが減り、どんなに複雑な形状でも正確に印をつけることができます。これにより、木材を加工する前の準備がスムーズになり、どんな部材でも同じ精度で仕上げることが可能になります。型紙を使用した墨付けは、初心者でも簡単に取り組むことができ、木工の精度を大きく向上させるための重要なステップです。
(Posted:2024.12.06)
かたがみ木工のDIYキットモデルには、型紙が付属しています。この型紙を使って材料に墨付けを行い、材料の加工の準備をしていきます。型紙を使った墨付けは、数字を読み取る必要がないので、寸法間違いが激減し、どんなに複雑な形状でも正確に印をつけることができます。
型紙を切り抜く
型紙を広げると、そこには部材ごとの外形線がプリントされています。これら全てを外形線に沿ってカッターと定規を使って切り抜いていきます。
外形線を切るときの注意点ですが、線の外側に合わせてカットをしてください。この型紙は、線の外側が部材の寸法になるように描かれています。
材料に型紙を貼り付けて墨付け
型紙を切り抜いたら、マスキングテープを使って材料に貼り付けて墨付けを行っていきます。
型紙は、材料の端にピッタリ合わせず、少し離して貼り付けるとノコギリでの加工がやりやすくなります。また、材料に型紙を貼り付ける時は、折り目をしっかり伸ばしながら貼り付けるように気をつけましょう。
定規と鉛筆を使って、型紙に合わせて外形線・組み立てたときに部材が交差する点・木ネジで留める点に墨付けを行いましょう。
外形線を墨付けする時は、外形線だけでなく、その線を延長して、木材の端っこまで線を引くとノコギリでの加工がやりやすくなります。
スコヤを使って材料の側面にも墨付け
型紙を貼り付けた面への墨付けが完了したら、側面への墨付けを行います。ここで登場するのがスコヤです。スコヤを写真のようにあてがって、線を側面側に垂直に下ろします。
ここまでできたら型紙を使った墨付けの完了です。
この記事の著者
グループ モノ・モノメンバー
DIYデザイナー。1987年山形県生まれ。千葉大学工学部デザイン工学科(現デザイン学科)卒業。東京都立城南職業能力開発センター・木工技術科で家具製作を学ぶ。2013年に「使う人と一緒に考えながら、ものづくりを楽しむ」をテーマに“gyutto design”(ギュットデザイン)を設立。DIYサポート、ワークショップを通じて工作の楽しさを伝える活動を続けている。『杉でつくる家具』では作品製作・工程解説・撮影を担当。