かたがみ木工を楽しもう!家具DIYの必須道具と便利アイテムのご紹介
かたがみ木工に必要な道具は、墨付け、材料加工、組み立て、仕上げの各段階で使用されます。墨付けには鉛筆、消しゴム、定規、カッターナイフなどが必要です。材料加工には両刃ノコギリ、クランプなどが欠かせません。組み立てにはキリ、ドライバー、木ネジを使います。さらに、作業を助ける便利道具として、ガイド用の木っ葉や、サンドペーパー、コンベックス、両面テープなどを準備しましょう。これらを揃えて、かたがみ木工を楽しんでください。
(Posted:2024.10.08)
かたがみ木工を行うための道具について、必要な道具をカテゴリー別にまとめました。これらの道具を揃えてかたがみ木工に挑戦しましょう!
※必要なものリストの表(必須、推奨、あったら便利)
墨付けに必要な道具
鉛筆
先端が尖った鉛筆を使いましょう。先が丸い鉛筆では線の幅が太くなってしまうので、加工をするときに正確な線が引けないので注意!
消しゴム
間違った線はしっかり消して作業中の迷いを軽減!
定規
カッターと併用するため、スチール製のものを用意しましょう。プラスチックの定規はカッターで削れてしまうのでオススメしません。
カッターナイフ
型紙を切るときに使用します。刃は常に切れる状態をキープしましょう。
カッターマット
型紙を切るので大きいサイズのものがオススメです。
型紙(キット付属品)
DIYキットモデルについてくるかたがみ木工の要!
スコヤ
垂直な線をすぐ引くことができる墨付け必須アイテム!
マスキングテープ
なにかと使うマスキングテープ。型紙を材料に貼り付けたり、材料を仮固定したり、加工する箇所に貼り付けてバリを抑えたりして使います。
材料の加工に必要な道具
両刃ノコギリ
かたがみ木工に欠かせない必須アイテム。縦挽き刃と横挽き刃がついたノコギリです。
切れ味が落ちたらすぐに替えられる、替え刃式のノコギリがオススメです。
工作用ノコギリ
繊細な加工をするときに活躍する、アサリ(※)がないノコギリです。細い部材の加工、ガタつきや相欠き加工の修正などに便利です。
※通常のノコギリには、正面から見た時に、ノコ身の厚みより外側に飛び出るように刃一枚一枚を左右交互に傾けています。 これを「アサリ」といいます。このおかげでノコ身と材料の間で生じる摩擦を軽減して、軽い力でノコギリで挽くことができます。
クランプ
材料をしっかりと固定するための道具です。きれいな切り口に仕上げるには、材料をしっかり固定することがとても大切です。
カナヅチ
釘を打つときや、相欠き加工をする際にノミと併用して使います。いろんな重さがありますが、自分が振りやすい重さのものを選びましょう。
ノミ
相欠き加工をするときに使用します。主にカナヅチと併用して使いますが、杉はやわらかいので画像のように持って、ノミ単体でも加工することができます。
(写真)←写真なし
組み立てに必要な道具
キリ
木ネジを打つ位置に、下穴を加工するための道具です。下穴を開けずに木ネジで止めようとすると、割れてしまったり、木ネジが思わぬ方向に進んでしまうことを防いでくれます。
ドライバー
手動ドライバーです。先端のサイズは、木ネジに合わせて選びましょう。かたがみ木工で使用する木ネジにあったサイズは2番(+2)です。
木ネジ(キット付属品)
”ビス”とも言います。軸全てにネジが切ってあるものもありますが、半ネジタイプのものを使用します。
あったら便利な道具
ノコギリガイド用木っ端
クランプとセットで使います。
切りたい線に合わせて固定して、ノコギリを沿わせて切ることで美しい仕上がりに!
サンドペーパー用木っ端(キット付属品)
紙やすりを巻き付けて使用します。平滑に仕上げたい箇所をやすりがけするときの必須道具。たかだか木っ端、されど木っ端。
サンドペーパー(キット付属品)
材料の表面や角を落とす面取り作業に使います。サンドペーパーは色々ありますが、空研ぎやすりをオススメします。目詰まりしにくく、研磨で出た削り屑も目立ちません。
コンベックス
巻き尺部分が金属部分のものを使いましょう。長尺のものを計るときに使ったり、出来上がったものの精度を図るのに使ったりします。
両面テープ
組み立てする時に材料同士を仮止めに使ったりします。
これらの道具を揃えることで、かたがみ木工をスムーズに進めることができます。それぞれの道具を適切に使いこなして、木工を楽しんでください!
この記事の著者
グループ モノ・モノメンバー
DIYデザイナー。1987年山形県生まれ。千葉大学工学部デザイン工学科(現デザイン学科)卒業。東京都立城南職業能力開発センター・木工技術科で家具製作を学ぶ。2013年に「使う人と一緒に考えながら、ものづくりを楽しむ」をテーマに“gyutto design”(ギュットデザイン)を設立。DIYサポート、ワークショップを通じて工作の楽しさを伝える活動を続けている。『杉でつくる家具』では作品製作・工程解説・撮影を担当。