こんなに簡単!型紙を使った墨つけの方法
型紙を使った墨付けは、かたがみ木工ならではの工程です。原寸大の型紙を定規の代わりに材料にあてがうことで、図面から細かい寸法をいちいちひろわなくても、正確に切り取り線を材料へ写し取ることができます。
(Posted:2025.01.30)
特にありません

セットの型紙は、A1用紙に印刷されたままの未カットの状態です。型紙として使うには、枠線に沿って定規とカッターで正確に裁断します。型紙のカットが終わったら、マスキングテープを使って材料に貼り付けます。型紙の枠線を鉛筆で写し取ると墨付けは完了です。
型紙を切り抜く
型紙を広げると、そこには部材ごとの外形線がプリントされています。これら全てを外形線に沿ってカッターと定規を使って切り抜いていきます。
外形線を切るときの注意点ですが、線の外側に合わせてカットをしてください。この型紙は、線の外側が部材の寸法になるように描かれています。
材料の天面に墨つけ
切り抜いた型紙をマスキングテープを使って材料に貼りつけます。その際、型紙は材料の中央に合わせてください。こうすることで三角形になった先端部分も正確に墨つけできます。型紙は折り目の部分がふくらまないように、全体を伸ばしながら貼り付けてください。
定規と鉛筆を使って、型紙に合わせて外形線・組み立てたときに部材が交差する点・木ネジで留める点に墨付けを行いましょう。
外形線を墨付けする時は、外形線だけでなく、その線を延長して、木材の端っこまで線を引くとノコギリでの加工がやりやすくなります。
スコヤを使って材料の側面にも墨付け
型紙を貼り付けた面への墨付けが完了したら、側面への墨付けを行います。ここで登場するのがスコヤです。スコヤを写真のようにあてがって、線を側面側に垂直に下ろします。
当ウェブサイトのDIY家具は、板材(平面材料)だけで構成されているため、ソーイングと同じ感覚で、簡単かつ正確に墨つけできます。従来の家具製作では、図面から寸法をひろい、定規や分度器を使って墨つけをします。このときに図面の数字の読み違い、定規の目盛りの読み違いなどから、誤差が生じることがありました。型紙を使うことで、こうしたミスも発生しにくくなっています。
この記事の著者

グループ モノ・モノメンバー
DIYデザイナー。1987年山形県生まれ。千葉大学工学部デザイン工学科(現デザイン学科)卒業。東京都立城南職業能力開発センター・木工技術科で家具製作を学ぶ。2013年に「使う人と一緒に考えながら、ものづくりを楽しむ」をテーマに“gyutto design”(ギュットデザイン)を設立。DIYサポート、ワークショップを通じて工作の楽しさを伝える活動を続けている。『杉でつくる家具』では作品製作・工程解説・撮影を担当。